フラガール
先日「フラガール」という映画を見た。映画の存在は知っていたし、当時南海キャンディーズのしずちゃんが出演したことでも話題になったことは憶えていたが、今回ある仕事にも関係するので鑑賞したのだった。
実話を元にした映画で(登場人物の背景などは脚色されているが)、福島県いわき市が起源となった日本のフラ(「フラダンス」→正式には「フラ」)の始まりの物語が描かれている(東日本大震災の際もフラで盛り上げようという福島の取り組みはテレビでもご覧になったと思う)。ちょうど10年前の作品で、日本アカデミー賞最優秀作品賞も取っている。
しずちゃんの演技が思ったより(失礼!)上手かったので意外な驚き。当時新人女優だった蒼井優も、最後は圧巻のソロダンスを披露してさすがの演技力。最初は冴えない田舎娘から、最後は色気さえ感じさせる大人な踊り。見事!見とれた。
フラは動きが優雅で雄弁だ。手話に近いとも言われる(歌詞の内容を動きで表現する(ことが多い?)かららしい)。
そして大人数での踊りは圧巻である。見ていてテンションが上がる。裏話だが、ラストシーンの踊りのアップテンポな音楽は正確にはハワイの音楽ではないらしい^^;。まあ、映画なのでその辺はご愛敬。そういえば「天使にラブソングを」「天使にラブソングを2」でも、ラストの合唱のシーンで突然ドラムやらバンドの音が入ってきて大いに盛り上がるが冷静に考えるとなんでやねん!というツッコミが入りそう。特にpart2では高校生の合唱コンクール本番でバンドの音は鳴るわ途中でラップを歌う生徒がマイクを持っているわで、「なんでもありかい!」とさすがに思った(笑)。でもアレンジが秀逸・凝りに凝っているので今でも時々サントラを聴く。
まとまりが全くなくなってしまった、ごめんなさい。「フラガール」、僕は2回泣きました。おススメ!