2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
かつてテレビ「題名のない音楽会」でヴィオラ特集をやっていたのを見かけました(途中だったけど)。ヴィオラという楽器、ご存じでしょうか(お花の名前じゃないですよ!)?ヴァイオリンを少し大きくしたもの、持ち方はヴァイオリンと同じですが、音域が完全…
合唱の世界では、作品(曲集)の名前を「組曲「○○」」という風に名づけられることが多い。しかし、「組曲」という名前で括るにはそもそも内容の分類的に限界があると思う。僕が大学合唱団の頃は、オーケストラ曲における「交響曲」的な意味合いの作品が多か…
宇宙人から見たら 我々も宇宙人 全身を覆う柔らかくて薄い皮膚色んな色の髪の毛丸い頭(の中でいろいろ考える)小さなふたつの目ふたつの穴を持つ鼻ひとつ穴の口の中にはたくさんの白い歯指はぜんぶで10本2本足で歩いたり走ったり飛んだり転んだり ときどき目…
吹奏楽は好きなので、5年に1回くらい(オリンピックより間隔長いな笑)、課題曲をチェックすることがある(例の昨年の問題作は聴いて&見ていない)。 でいつも思うことは、「あたりさわりのない曲が多いなぁ」ということである(特にマーチ)。 「吹奏楽書…
たまたまNHKラジオで、3大テノールのひとりパヴァロッティが歌う「誰も寝てはならぬ」を聴いた。魂が高揚する、まさに唯一無二、永遠に残る演奏・・ で、一方で、僕の頭は曲分析をしていまうのであった(笑)。あの曲のサビのメロディ自体はとてもシンプルで…
ある日の23時頃、とあるカフェのカウンター席で作曲の仕上げ作業をしていた。 すると、席ひとつ空けて左隣りに居たカップルらしき二人が、言い争いを始めたのである。 どうも彼氏の方が彼女に勉強を教えていて、彼女は彼氏の教え方が気に入らないらしく、最…
私は「楽譜ソフト開くの恐怖症」である。 理由はもちろんある。昔の古いバージョンの楽譜ソフトはそれはそれは頻繁に記譜途中にフリーズした。そこまで打ち込んだ音符データが全て吹っ飛ぶのでそれは頭を抱えたものである。 そのせいで、むっちゃコマメに「…
たまに何の荷物も持たずに外に出かけると、なぜかとても気持ちがいい。お店に寄って仕事をしようとしてもできないし(笑)、当然動きやすいし、自分の人生に余裕がある感じがする。 振り返れば心の中にも、色んなお荷物を抱えているのではないだろうか。 「い…
先日「フラガール」という映画を見た。映画の存在は知っていたし、当時南海キャンディーズのしずちゃんが出演したことでも話題になったことは憶えていたが、今回ある仕事にも関係するので鑑賞したのだった。 実話を元にした映画で(登場人物の背景などは脚色…
やっと今書いている1曲が「ゾーン」に入った。ゾーンとは、マラソンでいう「ランニング・ハイ」に似ているかもしれない。 作曲に取り掛かる時は、色んな音楽の世界を想像しそこから自分の音を見つけ選択・確定していく(ここがまぁ一番苦しむところ)。書い…
作曲家にとっての魔物(笑)は「締め切り」である。「締め切り」にも2種類ある。 1、ゆるやかな締切 2、厳守しなければならない締切 1は、あるコンサートで演奏するために新しい作品を依頼されたときだ。一応依頼者から「これくらいの時期に楽譜をいただけ…
私の最も好きなアーティストの1人が、「King Of Pop」マイケル・ジャクソンである。マイケルについてはもう様々な人がその魅力について語っているが、作曲家的視点で書いてみようと思う。 まず私が度肝を抜かれたのは、「Bad」の余りにも印象的なイントロで…
私は作曲家・ピアニストを職業としていましたが、「作曲家」も「ピアニスト」も、気がついたらなっていた、という感じでした。音楽専門の学校や大学に行ったこともなく(小学生~高校生まで音楽教室は通っていましたが)、経験の積み上げと、良い出会いでこ…
私は、家では仕事ができない人だ。家に居ると「洗い物しなきゃ」とか「洗濯しなきゃ」とか「片付けしなきゃ」と頭の片隅で思ってしまうし、それならまだいいがついついテレビを見たりゲームをしたりして、全く集中できない・・。 そこで、友だちとカフェに集…
作曲という作業は、とても地味だ。音楽に関する職業のうち、ひとりだけでしかできないのは作曲家くらいではないだろうか?リサーチで色んな本や資料を読んだり、依頼されるケースでは、依頼者とコンセプト等について事前打ち合わせするのだが、いざ創作の段…