とある作曲家の日常

作曲家・ピアニストをしている私の日々の生活を綴ります♪

継続は力なり

 自分の優柔不断さに感謝したいことが一つだけあります。それはピアノ教室のレッスン通いに関してです。
 音楽は好きでしたが、ピアノ教室のレッスンに通い続けることに関しては、そこまでこだわりはなく、まあせいぜい高校くらいまでで終わりかな、と漠然と思っていました。恐らくピアノを習った経験のある方は、「受験の時期」という壁を乗り越えられずやめてしまった、という経験も多いかと思う。私の場合は、不思議と「受験」を理由に音楽を中断or中止することは全く念頭にありませんでした。小休止さえせず、毎週何事もないように通い続けていました。
 そうこうしているうちに、逆に「やめます」という時期・機会を失ってしまいました(笑)。というより、優柔不断で「やめます」という勇気がなかった、という方が正確です^^;。ちなみにピアノの恩師は、6歳からずっと同じ先生(今でも頭が上がらない)。
 「大学に合格したのでやめます」??・・あまり理由になってないなぁ。ということで、大学生にもなって下は2歳児から集う音楽教室に個人レッスンに通うのも少し恥ずかしいと思いながらも、ずるずると結局大学院を卒業するまで通い続けたのでした。
 さすがに、就職の時には勤務先が大阪(京都から通い)になったこともあって、自然な流れで「じゃあこの先がんばってね」との先生のお言葉を最後に、十何年のピアノレッスン生活は終了を迎えたのでした。
 いくら練習嫌いでも、毎週というマイルストーンがあることは良いことだと思います(しかも小学生の頃はレッスンの日の30分前から慌てて練習し始める始末・・)。「継続は力なり」というが、スロースタータな僕はこれくらいの年月をかけることで確実な力となりました。初見演奏が得意なことも重なって、かなり自由に色んな曲が弾けるようになりましたし、多少即興めいたこともできるようになりました。
 しかし作曲に関しては、ピアノ教室時代から苦しみばかりで「なぜにこないつらい思いしてまで作らないかんのやろか?」とネガティブなイメージが強かった。しかしこれもピアノと同じような道筋を通ることになるのかもしれない。長い年月をかけて、マイルストーン(=締め切り(汗)。依頼を継続的に頂けるのは本当に感謝)に沿って、苦しいながらも書き続けていると、いつか、今までとは違う地平が見えてくるのではと思っています(創作中の産みの苦しみはあまり変わらないでしょうが・・汗)。
 それを信じて、今日も書きます(^^♪