締め切り
作曲家にとっての魔物(笑)は「締め切り」である。「締め切り」にも2種類ある。
1、ゆるやかな締切
2、厳守しなければならない締切
1は、あるコンサートで演奏するために新しい作品を依頼されたときだ。一応依頼者から「これくらいの時期に楽譜をいただければありがたいです」とは言われるが、提出できればベスト、少し遅れてもまあ怒られはしない。
2は、出版される作品の場合である。出版はもちろんスケジュールが決まっており、楽譜提出→校正→修正→校正、等の作業を経るため、締め切りは(ほぼ)厳守である。特に、他の作曲家の方の作品も一緒に載るような楽譜の場合は厳守、逃げられない(笑)。
私の場合は締め切りに弱い(大事な時期に体調不良で倒れたりする・・)が、逆に締め切りがあるからこそ、作品が完成する。何もマイルストーンがないと、作業を進めるペースも決められないし、本当は「魔物」ではなく「行動を促してくれるもの」なのだ。
基本的に作曲は楽しい作業であるが、今はどちらかというと依頼されて作品を書くことが多いので、たまには自分が書きたいものを存分に書いてみたい!という欲求にかられることはある。しかしそういう時に限ってまた新しい依頼がきたりする・・orz。
もちろん依頼があるのは大変ありがたいことなので基本的に幸せな状況ではある。
・・でもそろそろ新しいオリジナルCDでも作ってみたいなぁ・・