とある作曲家の日常

作曲家・ピアニストをしている私の日々の生活を綴ります♪

ゾーン

 やっと今書いている1曲が「ゾーン」に入った。ゾーンとは、マラソンでいう「ランニング・ハイ」に似ているかもしれない。

 作曲に取り掛かる時は、色んな音楽の世界を想像しそこから自分の音を見つけ選択・確定していく(ここがまぁ一番苦しむところ)。書いては「ちょっとイメージと違う」、書いては「もっと良い音や和音があるのではないか」などと試行錯誤し、楽譜に音を打ち込む作業自体が苦しく多くのエネルギーを消費する。

 だが曲の出来上がりが自分の視界に入ってくると、「オートメーション(自動的)」作業になってくる(機械的、という意味ではない)。言いかえれば、楽譜を書くのが止められない、という状態だ。いつもは家では仕事・作業ができない人なのにいつの間にかコツコツ仕上げをしていたり、生活の全部が「ゾーン」に入っている感覚。

 あとは完全に仕上がるまで、ほぼ止まることはない。

 「ゾーン」に居る間はとても心地がよいしほとんど苦しまない^^。とすれば、早く「ゾーン」に入るために、モチーフのアイデア集めや資料読み、参考音源をたくさん聴くこと等を早めにやっておくのが理想なのではあるが、なかなかそうもいかないのも現実である^^;。