とある作曲家の日常

作曲家・ピアニストをしている私の日々の生活を綴ります♪

マイケル・ジャクソン

 私の最も好きなアーティストの1人が、「King Of Pop」マイケル・ジャクソンである。マイケルについてはもう様々な人がその魅力について語っているが、作曲家的視点で書いてみようと思う。

 まず私が度肝を抜かれたのは、「Bad」の余りにも印象的なイントロである。「ジャ・ジャ・ジャ・ジャ♪」どうやってあんな曲の入り方が思いつくのか。しかもそのあと始まる本編のリズムやキーとはほとんど関連性がないのである。まさに神インスピレーション。

Bad

Bad

 

 「Smooth Criminal」。マイケルの曲は特徴的で耳に残るベースラインが多い。「ビリー・ジーン」「Bad」「スリラー」等々。その中でも「Smooth Criminal」はもうひとつ特徴がある。それは、ベースラインがそのままメロディになっているのだ。マイケルの歌い出しは、前奏のベースラインと全く同じ音なのである!かつてこういう作り方をした曲があっただろうか(広く探せばあるのかもしれないがクオリティが高すぎる)。

Smooth Criminal

Smooth Criminal

 

 「Scream」。妹のジャネット・ジャクソンとの共演でも話題となった曲である。「マスコミ・メディア・あらぬ噂、そんなにまみれているともう叫びたくなるよ!」という感じの歌詞である。これのアレンジがすごい。何やら、ジャラジャラジャラジャラとチェーンを丸めてすり合わせたような音とか、背景に常に鳴っている。これはまさにマイケルのこころの中の状態(混乱や不安)を表したのではないかと思う。私もこころが混乱しそうになったらこの曲を聴く。共感できるからだ。

Scream

Scream

 

 まだまだマイケルについては書きたいことが山ほどあるが、今回はこの辺で。